わたしは専門学校に通っていました。美容系の専門学校だったのですがその当時美容業業界の就職先はひとりに対して3つくらいはあると言われるほどいろんな場所を見て選べ受かりやすい時代でした。
専門学校は2年生でしたので1年生のころから自分のしたいことを見定めたりはしていたのですが本格的に就職活動が始まったのは1年生が終わるこ炉からでした。なので一番早かった子は1年の夏くらいから就職先をピックアップし、友人は先生に相談していたようで2年になる前には決まっているようでした。
しかしだいたいの生徒は夏くらいに決めようという感じで動いていたのでわたしも夏休みまでに就職先を決めようと考えていました。まず4月ごろから自分がいいなと思う就職先をいくつかピックアップしていきました。そして迷っていたのが3件ありました。そのうちのひとつに見学に行きました。そしてあまりにもそのお店の雰囲気がよかったため勢いだけでここに面接を受けに行こうと決めました。
その頃は仕事をするのには環境やスタッフやお店の雰囲気がいいところなら絶対大丈夫と思っていたのです。3つの会社の給与や待遇などはまったく気にしていなかったのです。そのうえ夏休みまでに就職先を決めて夏休みは就職活動を気にせず思いっきり遊びたいという想いから、友人や家族、先生にも相談をしなかったのです。小さすぎる会社でなければ待遇や給与もある程度良いと思っていました。もう少し慎重にもっと調べれていたらと思います。
そしてその気に入った会社の採用試験を受けました。そし後日電話で採用が決定されました。それは夏休みに入る前のことで自分の夏休みまでに就職を決めるということが達成でき気を抜いていました。その時点で決まっている人も少なく早めに自分が決まったことでさらに安心してしまっていました。
そして友人はこの会社は給料がこうで待遇がこうだから迷うなどと言っており、なかなか面接にいこうとせずだったのでそんなに悩まず受けてみたらいいのにと心の中で思っていました。周りの多くの友人が悩んでいるのにわたしは何でそんなに悩む必要があるんだろうと思っていました。そしてそんな悩んでいた友人も就職先が決まり、友人のひとりが私が悩んでいた3件のうちの1件に内定が決まりました。お互い個人のお店ではなく大手で似た感じだったので私も安心感がありました。
そしていよいよ卒業し入社することとなりました。そして働きだしました。わたしは雰囲気が気に入って入社し雰囲気はよく仕事自体はよかったのですが待遇がよくなかったのです。その後私は結婚し妊娠したのですが産休、育休がなく会社の決まりでぎりぎりまで働くよう言われたのです。しかし体調がよくなく退職をはやめてほしいと本社の人事にお願いすると辞めると決まってから半年働けないのなら研修費を払うよう言われたのです。それはおかしいと思い私が悩んでいた中の就職先に入社した友人に相談すると、うちの会社は産休も育休もあるし、そんな理不尽なこと言わないと言われたのです。
その時思いました。しっかりと待遇などを見ておくべきだったと後悔しました。特に女性は結婚や出産などがあるので待遇が大事になってきます。そんなことを学生のときはまったく考えたこともなく就職先が決まればいいとつっぱしってしまったのです。なので私は会社に言われるがままぎりぎりまで働き産休などを取れないまま退職という形になりました。やはり就職活動というのは慎重にしなければいけないと強く感じました。自分が納得のいくまで迷っている会社を調べ上げ、自分にメリットがある会社を選ばなければなりません。末永く働くことを意識して就職活動に挑めばよかったと後悔しています。